INSTANTJEWEL
INDUSTRIAL ACCESSORY
INSTANT JEWELは、日本を支える高い工業技術とファッションをデザインで融合させた新しいアクセサリーブランド。ファッションと工業というイメージとしての対局をダイレクトに結びつけることにより、その生産手法はもちろん、ハンドメイドの常識を覆す形状、素材、色、価格、バリエーションを可能にした。気軽で直感的に色や形を変えて楽しめる。宝石こそが価値であったジュエルの世界へインスタントという遊び心をぶつけている。
1-KNOT
結び目というデザイン
柔らかい素材と硬い素材を成形時に融合させる製法「２色成形」を用いて、プラスチックの「結び目」を表現。透明と不透明、グロスとマットの質感の違いがコントラストをより際立せる。結び目を調整することで、径のアジャストが可能。２色成形は開発当初ポリカーボネートとスチレン系のエラストマーで試みたが、強度の関係でPPとポリエステル系エラストマーへ変更している。製造は大阪市の株式会社ツルミプラ。
CHAIN-CHAIN
一粒が織りなす無限の世界
1コマごとに成形されたチェーンをつなげ、長さと色・質感の組み合わせを自由に楽しめるシリーズ。小さなパーツから様々なアイテムを生み出すことができるCHAIN-CHAINシリーズは、INSTANTJEWELのデザインコンセプトの代表的なもの。チェーンの太さはS・M・Lの３種類。グロスとマット（金型シボ）、現行カラー9色展開。不透明色はABS、透明色はPC（ポリカーボネート）を設定。製造は大阪市の株式会社ツルミプラ。
CHECKMATE
コンビネーションを遊ぶ
「回転体」がデザインの軸。表面の凹凸に様々なパターンが設定されており、シリコンゴムと木で作られたそれぞれのパーツを積み重ねることで、様々なコンビネーションが発生するシリーズ。リングは３段まで積み重ねができ、シンプルながら多彩な組み合わせが発生する。イヤリング（ピアス）は旋盤加工された真鍮製の軸にパーツを積み重ねる（３段と４段の設定を用意）ことでフォルムが完成する。材質はシリコンゴムと木（現行品はメイプル/オイルフィニッシュ）。シリコンは共和工業株式会社、真鍮軸パーツは燕市の株式会社MGNET、木は堀内ウッドクラフト製造。
DICTIONARIES
文字で飾る、意味で飾る。
2015年の新作。バネ性のある金属線を自動機械加工でアルファベットの形に仕上げた。金属線の始点と終点の間に隙間を設け、アルファベット同士をつなぎ合わせることで言葉の意味が生まれ、それにより長さや形状も変化する。カラ―はゴールドとシルバー。アタッチパーツを利用して、ピアスやイヤリング、ネックレス、ピンバッチとして使用できる。A〜Z、0〜9、！？＆♡＿の記号を合わせ全４１種類。材質は硬鋼線、機械加工の後に焼きを入れ、ゴールドとシルバーのメッキ処理を行う。製造は大阪の三協精機工業株式会社。
FLORIST
小花いろいろ
射出成形で作られた3種類の小さな花パーツをシリコンラバーのベースにスナップフィット。花の種類や色をカスタマイズできる他、ブレスレットは終端部がリングとボールの関係で繋がる構造とし、好みの長さで使用できるようにしている。花パーツのフィット具合とシリコンの硬度設定には気を使った。リング、ブレスレット、ネックレス（ブレスレットを２本つなげる）、イヤリング（ピアス）の4アイテム構成。プラスチックは株式会社ツルミプラ、シリコンは埼玉の株式会社東都ラバーインダストリー。
PLAMO
取り外して組み立てて
立体的な模様をあしらったハガキサイズのプレートを様々な図形にレーザーカット。レーザーカットは半抜きになっており、プレートから外してピアスやイヤリング、ネックレスのヘッドへ組み立てる。模様は３パターン、６色展開。プレートは射出成型だがレーザーカットは後加工となり、データさえあれば好きな形へ抜くことができる。材質は透明色、半透明色共にPMMA。レーザーカットはワイ・ケー・イー株式会社、射出成型は株式会社ツルミプラ。
COMMUNICATION
工業とファッションを直接つなぐビジュアル
ロゴをはじめ、リーフレットやパッケージなどのコミュニケーションツール全般をデザイン。「100%マシンメイド」をキャッチコピーに、ハンドメイドのアクセサリーと対をなすコンセプトを表現。パッケージはシュリンクタイプをオリジナルで制作し、アクセサリーらしからぬ容態を狙った。壁面に吊り下げてのディスプレイは非常にアイコニックで強烈な個性を放つ。
PROMOTION MOVIE
PVはYUKAI率いる映像チームによるクリエイション。撮影場所はプラスチック製品を実際に生産している大阪のツルミプラに提供いただいた。コンベヤーや射出成形機、2色成形機なども実際に稼働。工場と女性を直接同じ画面に収めることで、INSTANTJEWELのコンセプトが濃密に表現されたPVとなった。HOW TO PLAYの映像は、メインのPVから打って変わって、リズミカルで可愛らしく、どこかエキセントリックなトーンで編集され、INSTANTJEWELの特徴の一つである組み合わせ、カスタマイズの楽しさを伝えている。
Director：Masanori Ikeda (YUKAI)
Producer：Kazuya Kato (KANKI)
Edit on Movie：Takuma Miyamoto
Music：Kazuki Kunihiro
Hair&Makeup：Sayuri Kawahara (SABO)
Costume Design：spoken words project
Shoes Design：SenSiMiLLia
Production management：Tomonori Kobayashi（YUKAI）
INSTANTJEWEL
2015
DISTRIBUTED by PANORAMA inc.
DESIGNED by stagio inc.
MANUFACTURED by MOTOBAYASHI co.,ltd
Planning / Product / Package & Graphic Design | stagio inc.
Messe frankfurt “tendence” 「INSTANTJEWEL」招待出展（2015）